「公訴事実」
もしかしたら日本初の本格的な法廷劇じゃないかと思う。なぜそう思ったかというと、野村芳太郎は裁判に入って間もなく検事(芦田伸介)に「公訴事実(起訴状)」を約2分半もかけて最後まで読ませたからだ。作り手の心理で言うと、ここは事件の様子をインサートしたくなる。それが事件のあらましを伝えるのに一番分かり易い方法だからだ。
韓国ドラマ dvd ところが野村芳太郎は芦田伸介に堂々と「公訴事実」を読ませ切った。カメラが法廷を一歩も出ないので、正直言って絵はもたない。しかし、そうまでして伝えたかったものは何か。
海外ドラマdvd 市井の人がなかなか知る機会のない「法廷の空気」だと思う。だからこの作品以前に本格的な日本の法廷劇はなかったのではないか、と推測するのだ。そう思って観ると腑に落ちることがいくつもある。